TOEFL®iBTとCBTテストの違いについて
TOEFLCBTとの違いを正確に把握することで、
iBTに対する効果的な対策方法を見つけ出すことができます
2006 年 9 月、いよいよ TOEFLIBT が日本に上陸しました。
また、それに伴い TOEFL CBT も 9 月末で廃止になる予定です。ただ皆さんの多くは TOEFL CBT の中心の勉強をされてきたのではないでしょうか?
TOEFL IBT と CBT の違いを正しく認識しなければ、今後の勉強をどのように行っていいのか計画が立てられません。そこで、ここでは TOEFL
IBT と CBT の違いを徹底検証します。
TOEFL®iBTとCBTテストの違い:テスト概要についての比較
まずは違いを分かりやすいよう表にまとめてみました。
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TOEFL®iBTとCBTテストの違い:大きな変更点について
上記の表でTOEFL IBTとCBTとの違いを大きくまとめてみましたが、ここでその大きな違いを説明します。
Integrated Task (複合問題)の導入:
最初にリーディング、そしてリスニング、最後にそれらの内容を踏まえてライティングが課せられるといった複合問題がTOEFL IBTから導入されました。それぞれ関連性があり、読み、聞き、そして書くといったスキルを一つの問題で試されることになります。
CAT (Computer Adapted Test)の廃止:
TOEFL CBTで採用されていた、受験者の答える問題によって出願問題の難易度を変えるCAT制度はTOEFL IBTでは採用されていません。全ての受験生が同じ難易度の問題を解くことになります。
Structure Section(文法セクション)の廃止:
日本人受験者には強い味方だった文法セクションが廃止になります。TOEFL CBTの時は文法セクションで点数を稼いでいた、何て方も珍しくないのではないでしょうか?いよいよ受験勉強の延長線上ではTOEFLは戦えないテストになりました。
Speaking Section(スピーキングセクション)の追加:
TOEFL IBTではTOEFL CBTではなかったスピーキングセクションが追加されました。とはいえ英検の受験経験者であれば既に経験済みといったところかと思いますが、TOEFL
IBTのスピーキングセクションは、コンピューターに向かってマイクにしゃべるという特殊なスタイルをとっていますので、準備が必要不可欠です。
Listening Part A Sectionの廃止:
TOEFL CBTにあったリスニングセクションのパートAセクションがTOEFL IBTでは廃止されます。リスニングセクションパートAでは、短い会話文を聞いて答えるといったもので、会話内容を暗記することが必要なく、比較的点数の取りやすい問題でした。ただそのセクションが廃止されることになり、リスニングセクションの会話文を暗記する必要が出てきました。
すべてのセクションを通してメモをとることが可能:
TOEFL CBTでは「メモとり」はWriting Sectionのみでした、しかしTOEFL IBTでは全てのセクションを通していつでも自由にメモをとることができます。ただ、特に長いレクチャーなど聴かなければいけないリスニングセクションなどでは役に立ちそうですが、メモとりに気を使い過ぎてしまうと重要ポイントを聞き逃してしまいますので、「メモとり」は事前の十分自分なりのやり方を研究しておく必要があります。
Writing Sectionはコンピューターに打ち込みのみ:
TOEFL CBTではライティングセクションでエッセイを書く際、手書きとコンピューター打ち込みを選ぶことができました。しかしTOEFL IBTでは手書きを選ぶことはできません、全ての方はコンピューター打ち込みを強いられる形となります。タイピングに日ごろからなれておく必要があります。
テスト時間は4時間の長丁場:
TOEFL CBTでは3時間半程度だった時間がTOEFL IBTでは4時間の長丁場になります。理由は複合問題の導入や、リーディングセクションの文章が長くなったことなどありますが、いずれにしても4時間集中力を継続させることが不可欠です。